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排卵誘発剤の注射後に腹痛やお腹の張り?副作用の危険性か?

投稿日:2018年11月5日 更新日:

排卵誘発剤の注射を打った後、腹痛が続くのはなぜ?

 

当たり前の事ですが、妊活をするにしても、できる限り自然な形で妊娠したいと思うはずです。ですが、年齢の多い夫婦にとって、自然妊娠は確率としてかなり低いものだと覚悟しなければいけません。時には体外受精も必要になってきます。そんな時。排卵誘発剤に頼るという事も考えられます。

 

ただ、やはり排卵誘発剤というと、一般人にはどの様なものかよく分からないという不安が付きまとうものです。実際に排卵誘発剤の注射を打った後、腹痛やお腹が張るといった症状を訴える方もいます。もしかして、排卵誘発剤の副作用ではと不安にも思えてもきます。

 

そこで、以下には排卵誘発剤の副作用について、詳しくまとめてみました。排卵誘発剤の注射を検討している、もしくはすでに売っているという方は参考にして下さい(^^)/

 

腹痛の原因は卵巣過剰刺激症候群かもしれない!

 

排卵誘発剤のHMG注射を打っている時に、腹痛やお腹の張りなどが出てきた時は、「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」の可能性があります。これは、排卵誘発の為に、過剰に刺激された卵巣が大きく膨れ上がり、複数もたまり、様々な症状が起こるものです。

 

症状は主に排卵後から現れ始め、最初は軽い下腹部痛や体重の増加、お腹の張り(腹部膨満感)などが出てきて、スカートがきつくなったりします。このくらいの症状だけであれば、安静にして様子を見るだけで良いこともあります。ただ、注意したいのは重症化したケースです。

 

卵巣過剰刺激症候群が重症化すると、腹水が溜まったり、血液の濃縮が起こります。その為、悪心・嘔吐や下痢、血栓症、呼吸困難、腎不全などを引き起こし、最悪は命に関わる事もあります。

 

HMG注射をして排卵後3~7日ごろにお腹が張って苦しい、尿が殆どでない、息が苦しい、手足が痺れたり動かしにくいといった症状が現れた時は、直ぐに医療機関を受診して下さい。重症の場合には、入院をして点滴治療などを行います。放置だけはしない様にして下さい。

 

卵巣過剰刺激症候群は若い人、痩せている人がなりやすい!

 

HMG注射を使うと多くの卵子が採れる為、不妊治療の効率は上がります。ですが、排卵誘発にHMG注射を使うという事は、多かれ少なかれ、卵巣を過剰刺激しています。大切なのは重症の卵巣過剰刺激症候群にならない様にする予防と、症状が出た時に速やかに対処・治療する事です。

 

卵巣過剰刺激症候群になりやすいのは、35歳以上の若い方、痩せている方、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:直径数ミリの多数の細胞が存在するのに、卵巣の皮が硬くなって卵胞が成熟せず、排卵しにくくなる体質)、AMHが4以上の方などです。

 

妊娠の為なら少しくらいはと言って辛抱強く耐えてしまう方もいるでしょうが、やはりいくら子供を欲しい気持ちはあっても先ずは自身の身体を大事にする事が最優先です。卵巣過剰刺激症候群の症状、つまり、今回であれば腹痛や腹の張りがある場合は、直ぐに医師に相談すると良いでしょう。

 

卵巣過剰刺激症候群で腹痛などの副作用が酷い時は!

 

上記の様に卵巣過剰刺激症候群の症状が酷いという方は、次の様な方法を選ぶと、症状を抑えられ可能性があります。医師に相談する際の参考にして下さい。

 

①HMG注射を少量にする

HMG注射の量を50~75単位の少量から開始し、少しずつ量を増やしていく方法です。こうする事で過剰な刺激をいくらか緩和できます。この他、中等度の排卵刺激法として、「HMG-アンタゴニスト法」もあります。これはHMG注射と早期排卵を抑えるアンタゴニストを同時に投与する方法で、比較的HMG注射の量が少なくて済みます。

 

②マイルドな排卵誘発法を選ぶ

卵巣への刺激がより穏やかなのが、マイルド法です。マイルド法には、クロミフェンなどの内服薬を使うと、内服薬とHMG注射を併用する方法、薬を一切使わない完全自然周期法などがあります。こうした排卵誘発法は、採取できる卵子が少なくなり不妊治療の効率は下がりますが、卵巣過剰刺激症候群のリスクは低くなります。

 

③新鮮胚移植せずに、全部の胚を凍結する

排卵誘発剤を少なくしても、たくさんの卵子(15個以上)が採れる場合には、やはり重症のOHSSになる可能性があるので、その場合には、採卵周期の新鮮胚移植はせずに、全ての胚を凍結保存する「全胚凍結」を行います。この様な時は、ホルモンも高すぎるので、新鮮胚移植しても妊娠率は高くありません。移植して仮に妊娠するとHCGが分泌されて、余計重症化する恐れがあります。

 

④卵巣過剰刺激症候群の予防薬を使用する

エストラジオール値が3000pg/ml以上や、採卵数が15個以上ではOHSSの可能性が高いと判断して、某クリニックでは、エストラジオールを低下させるレトロゾールや、カバサールという内服薬を、全胚凍結法を行ったうえで使用しているそうです。

 

いずれにしても、人それぞれの卵巣機能や年齢、希望に合わせて、医師と相談しながら最適な方法を選ぶ事が大切です。しっかりと医師に相談して決めていく事を意識してもらえればと思います(^^)/

 

 

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子育てママ M・T

現在、2児の男の子のママをしているM・Tと申します。私自身、高齢出産で不妊治療に取り組みました。少しでも多くの悩みに役立てれるように頑張って記事更新していくので、よろしくお願いします(^^)/

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