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受精卵(胚)が着床しない原因は?子宮の老化?卵子の老化?

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受精卵(胚)が着床しない原因って?原因が分からない!

 

近年、女性の社会進出に伴い、晩婚化の傾向はより一層深刻になっています。一昔前までは、女性の結婚年齢は25歳前後でした。ですが、今や女性の結婚年齢の平均は30歳を優に超えていると言われます。そして、晩婚化の影響は不妊症に悩む夫婦の増加という新たな社会問題も生んでいます。

 

今回、この記事で触れるのは体外受精を試みたにも関わらず、なかなか受精卵(胚)が子宮に着床しないというケースです。それも胚のグレードはそれほど悪くないという診断結果だったにも関わらずです。一体何が原因で受精卵が着床しないのか?医学的な面から詳しく解説しておこうと思います。

 

特に、35歳以上の夫婦の方で妊娠を希望される方は、参考にしてもらえればと思います(^^)/

 

受精卵が着床しずらくなる最大の原因は”卵子の老化”!

 

体外受精を希望される方の多くは凍結胚移植をされるケースが多いです。( ⇒ 凍結胚移植について )ですが、そこで何度試みてもうまく着床しない?原因がよく分からない?という悩みはよく聞きます。その様なケースを見ていくと、やはり年齢が大きく関係している事がよくあります。

 

年齢というと、それだけ子宮の働きが低下しているのかと思う方もいるかもしれませんが、実は最大の原因は”卵子の老化”が原因と言われています。それも、体外受精が成功しない理由の8割は、卵子に下人があると言われているからなのです。これは驚くほど高い割合と言えます。

 

女性の年齢とともに、卵子の年齢が高くなると、胚の染色体異常が増え、着床しにくくなったり、流産が増えます。結果的に妊娠が成立しにくくなるという事です。

 

因みにですが、アメリカでは女性が40歳以上になると、自分の卵子ではほとんど体外受精を行いません。20代など若い女性から卵子提供を受け、それで体外受精を行うのですが、そうすると、40代の女性でも20歳の妊娠率になるというデータもあります。つまり、妊娠率は子宮の年齢でなく、卵子の年齢が最も関係するという事です。

 

卵子の状態は生活習慣の改善も大切!

 

卵子の年齢と言ってしまうと、今から過ぎた時間を取り戻す事はできませんが、生活習慣の改善など、卵子の状態を良くする対策を行う事も忘れてはいけないところです。例えば、タバコは体外受精の成功率を2分の1~3分の1に低下させ、流産率を2倍にします。喫煙習慣がある方は、夫婦ともにすぐに禁煙をするべきです。

 

また、肥満の方はダイエットをしましょう。BMI(肥満指数)25以上で妊娠率は10%低下、BMI30以上で20%低下します。BMI30以上になると胎児の奇形の発生率も2~3倍に上ると言われています。他にジョギングなどの運動や半身浴をして血流を良くする事も効果的です。また、最近はミトコンドリアの摂取も注目を浴びているので、取り入れるのもよいでしょう。

 

⇒ ミトコンドリアで妊活!【ベビウェル】

 

もし思い当たる方は、自分の私生活をリストアップしても改善に取り組んでみる事をおすすめします(^^)/

 

着床障害は子宮鏡検査と子宮管造影検査も検討を!

 

体外受精がなかなか成功しない時は、移植した胚の着床を阻害する要因がないか、検査しておくことも大切です。着床障害の原因にになるのは、粘膜下子宮筋腫、子宮内ポリープ、子宮内腔癒着、重症の子宮線筋腫、重症の卵管水腫などです。こうした疾患があると、子宮内膜が凸凹した形状になったり子宮内に粘膜が溜まっりして、移植した胚が着床しにくくなる為です。

 

これらの疾患の有無を調べるのに有効なのが子宮鏡検査と子宮卵管造影検査です。

 

【子宮鏡検査について】

子宮鏡検査は、細いカメラを子宮内部に入れ、子宮内腔の状態を観察する検査です。体外受精の反復不成功の人に子宮鏡検査をすると、20~30%程の人に小さな子宮内膜ポリープや癒着などがあり、子宮鏡下手術でポリープなどを切除で、妊娠率の向上が期待できます。

 

【子宮造影検査について】

子宮鏡造影検査は、子宮から卵管にかけて造影剤を入れ、レントゲンで子宮や卵管の形を映し出すものです。特に重症の卵管水腫があると、体外受精の成績が2分の1~3分の1に低下し、流産率は2倍になると言われています。この場合は、腹腔鏡下手術で卵管切除や開口術を検討します。

 

着床障害の検査としては、この二つが必要かつ十分な検査となります。

 

ネット情報で不要な検査を勧める例もある!

 

着床障害については免疫の働き(胚を異物として排除する働き)が関わっているとする説もありますが、その点については医学的に何も証明されていません。つまり、免疫と妊娠率については、まだよく分かっていないという事です。それにですが、免疫が原因の着床障害があったとしても、割合としてはごくわずかと考えられます。

 

また、習慣流産の一因とされる血液凝固能(血液の固まりやすさ)が着床障害の原因、といった記述がインターネット上では見受けられます。しかし、血液凝固能と着床とは、特に関係はないとされています。

 

体外受精で妊娠しない時、ネット情報を見て血液凝固能を調べる検査を受けたいと希望する人がいますが、本来の目的に合った検査ではない事を理解しておいて下さい(^^)/

 

 

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子育てママ M・T

現在、2児の男の子のママをしているM・Tと申します。私自身、高齢出産で不妊治療に取り組みました。少しでも多くの悩みに役立てれるように頑張って記事更新していくので、よろしくお願いします(^^)/

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